米グーグル:ペイジ氏をCEOに、10-12月利益は予想上回る

インターネット検索最大手、米グ ーグルは、共同創業者のラリー・ペイジ氏がエリック・シュミット最 高経営責任者(CEO)に代わる新CEOに指名されたことを明らか にした。シュミット氏は会長に専念する。

グーグルは20日、ウェブサイトに掲載した発表資料で、CEO 交代は「意思決定の合理化と当社トップの責務の一層の明確化」を図 るものだと説明した。同時に発表した2010年10-12月(第4四半 期)の利益はアナリスト予想を上回った。企業によるオンライン広告 支出の拡大が背景。

ペイジ氏は4月4日付でCEOに就任して日々の業務を統括する。 シュミット氏(55)は2001年にグーグルに入社。従業員約200人の 新興ネット企業だったグーグルを10年で、検索エンジン業界世界最 大手に成長させ、同社の昨年の売上高は290億ドル(約2兆4000億 円)に達した。

シュミット氏は検索エンジン事業を主体とする同社が広告ビジネ スを構築していく上で問題解決に尽力したほか、04年には、当時とし てはネット関連企業で最大の新規株式公開(IPO)を監督した。今 後は取引や提携、顧客関係に注力すると自身で同社ブログに記してい る。同氏は20日の電話会議で、「ラリー・ペイジ氏は用意ができてい る」と述べ、「彼が当社の経営に挑戦する時だ」と語った。

シティグループのアナリスト、マーク・マハニー氏は今回の発表 について、「共同創業者らがビジネスに全面的に従事し続けている証拠 だと見受けられ、プラスの動きだ」と語った。

グーグルの株価は20日の時間外取引で一時1.8%上昇し638.24 ドルを付けた。米ナスダック市場でのこの日の通常取引終値は前日比

4.98ドル安の626.77ドルだった。

ペイジ氏の課題

公開企業のCEOを経験したことのないペイジ氏は2万4000人 の従業員を抱えるグーグルのかじ取りを担うことになるが、利用者が 急拡大するソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)最大 手のフェースブックの攻勢や、モバイル広告分野でのアップルとの競 争への対応が当面の課題だ。

グーグルの共同創業者セルゲイ・ブリン氏(37)は新製品など戦 略的プロジェクトに注力する。

第4四半期

同社ウェブサイトによると、第4四半期純利益は前年同期比29% 増の25億4000万ドル。1株利益は7.81ドルだった。前年同期は 19億7000万ドル(1株当たり6.13ドル)。一部項目を除いた1株 利益は8.75ドルで、ブルームバーグがまとめたアナリスト予想平均 の8.08ドルを上回った。

グーグルの主力の検索エンジン事業は第4四半期に、広告主によ るネットを通じた広告活動の強化から追い風を受けた。年間10億ド ル以上のオンライン広告を管理するイフィシェント・フロンティアに よれば、検索連動型広告支出は小売りや旅行業界の伸びを受け同四半 期に米国内で23%増加した。

売上高は提携先サイトへの支払い分を除くベースで63億7000 万ドルと、アナリスト予想平均の60億6000万ドルを上回った。

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