モントレー:日本株ロングショートで19%の収益確保-アジア株投資も

シンガポール拠点のモントレー・キ ャピタル・マネジメントが運用する日本株ロング・ショート戦略のヘッ ジファンドの2010年の年間収益率が19%となった。同種のファンド平 均の2倍の水準。格安航空スカイマーク株の買い持ち(ロング)や消費 者金融株の売り持ち(ショート)が寄与した。

村田啓CEO(最高経営責任者、41)によると、「モントレー・ジ ャパン・エクィティ・ファンド」は06年6月に15億円で運用開始、10 年11月までの累積収益率は101%。調査会社ユーリカヘッジによると日 本を投資対象とするファンドで同期間の1位。時価総額200億円以上の 日本株75-150銘柄などの運用で年間収益率20%を目標とする。

石川昌義CIO(最高投資責任者、40)は、今後の株価動向につい て、「今期に好材料が出尽くす」企業も予想され「個別では利益確定の 売りなど注意が必要」と指摘。ただ、全体では「1-3月期はボラティ リティ(変動率)が低位で基本的に強気」。農産物価格の上昇予想から 農薬製造の日本曹達などをロングする一方で食品株をショートする。

アジア株での運用拡大について石川氏は「農作物やハイテク関連で の日本株とのペアトレードなど最大15%をめどに少しずつ始める」とい う。ペアトレードとは同じような値動きをする2銘柄の割安株を買いで、 割高株を売りで運用する比較的低リスクの手法。日本株も含めた全体の 運用額を数年後に200億円規模まで拡大したいという。

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