ローチ氏:中国を貿易制裁で脅せば米景気回復を危険にさらす

米国は景気回復を図るために輸出 先3位の中国への依存を強めており、中国に貿易制裁をちらつかせる のは現時点では「特に危険だ」とモルガン・スタンレー・アジアのス ティーブン・ローチ会長が指摘した。

米国の失業率が9%を超え、消費者が苦しむ状況の下で、オバマ 米大統領は成長促進のため5年以内に米国の輸出を倍増させる目標を 設定している。ローチ氏は米国の政策担当者が制裁をちらつかせるの を控えるべきだと述べ、中国が2005年以降のペースを上回る元の上昇 加速を容認する見込みが薄いことを認識すべきだと訴えた。

ローチ氏は20日のブルームバーグテレビジョンとのインタビュ ーで、「米政府当局は輸出を倍増させる目標を設定しており、中国なし では実行不可能だ。中国が元の緩やかな上昇を容認する方向にとどま る限り、米国はそれで構わないだろう」と語った。

オバマ大統領と中国の胡錦濤国家主席は19日、8回目となる会談 終了後、両国が為替政策や人権問題での隔たりを克服しつつ、通商関 係を発展させ続けることが可能との立場を表明した。ただ、オバマ大 統領は政権当局者や議会が攻撃する元に関する政策への批判をやめる ことはなかった。

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