欧州株:続落、中国の追加利上げ警戒-フィアットなど自動車株に売り

欧州株式相場は続落。中国経済の 成長加速に伴い、同国政府がインフレ抑制で追加利上げを実施すると の懸念が強まった。米失業保険申請件数が減少したものの、中国利上 げへの警戒を打ち消すには至らなかった。

イタリアのフィアットとドイツのフォルクスワーゲン(VW)を 中心に自動車株が下げた。英豪系鉱山会社リオ・ティントは2カ月ぶ りの大幅安。中国からの需要が落ち込むとの懸念から売られた。

英格安航空会社イージージェットは16%急落。燃料コストの上昇 で2010年9月-11年3月(上期)が赤字になるとの見通しが嫌気さ れた。フランスのホテルチェーン、アコールは6.2%下げた。売上高 が予想に届かなかったことが売りを誘った。

ストックス欧州600指数は前日比1.2%安の279.39で終了。

1.4%下落した前日をあわせた2営業日の下げ幅は昨年8月以降で最 大となった。年初来では依然としてプラスで、上昇率は1.3%。欧州 各国の首脳が債務危機の拡大を阻止する取り組みを強化するとの期待 が背景にある。

ドイツ銀行(ミラノ)のジョルジオ・マスケローネ最高投資責任 者(CIO)は、「株式市場は中国引き締め懸念に打撃を受けている」 と指摘。「2011年は好調な出足だったことから、ある程度の利益確定 は理にかなっている」とも述べた。

中国の昨年10-12月(第4四半期)の国内総生産(GDP)は 前年同期比9.8%増。工業生産と小売売上高が堅調で、当局に利上げ 継続を求める圧力が強まった。一方、米労働省がこの日発表した先週 の失業保険申請件数は予想以上に減少した。

ストックス欧州600指数を構成する19産業グループの中で自動 車銘柄が2番目に大きな下げを記録。フィアットは3.8%安、VWは

4.6%下落した。

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