凸版印刷:電子書籍事業を拡充、米インテルの技術と資金で配信網構築

国内印刷2位凸版印刷は20日、半導 体世界最大手インテルの技術協力と資金拠出を基に電子書籍事業を強化 すると発表した。契約する通信会社や端末メーカーを問わず電子書籍を 購入・閲覧できるサービスを、グループ会社の新設を通じて2月上旬に 開始し、2015年に約600億円の売り上げを見込む。

電子書籍業界では大手携帯会社と印刷会社などが陣営を組む例が目 立ってきた。凸版も国内携帯電話2位KDDI、ソニー、朝日新聞社と ともに事業を昨年12月から展開中だが、配信手法はパソコン経由での ソニー端末向けか、無線によるKDDI端末向けに限られている。凸版 は今回は大手出版社や東芝、NECなどの協力を取り付けており、携帯 電話会社を問わず複数のメーカーの端末に電子書籍を配信可能にする。

通信網経由でソフトウエアなどを提供するクラウドコンピューティ ング技術を活用。契約者が購入した書籍データをネット上の「クラウド 書庫」に蓄積し、液晶使用の携帯端末やパソコンで閲覧可能にする。こ の配信基盤整備のためインテル側から技術と資金の提供を受ける。

資金面では、インテルの投資部門であるインテル・キャピタル・コ ーポレーション側が凸版の電子書籍子会社ビットウェイ(資本金5億 円)による第三者割当増資を引き受け、7.7%の普通株を取得。ビット ウェイはさらに新たな仮想書店として、全額出資で資本金16億円の新 会社「BookLive」を28日設立する。インテル側の出資額は非公表。

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