ポイント株2カ月ぶり高値、過剰な悪材料織り込み一巡とアナリスト

カジュアル衣料・雑貨店を全国展 開するポイント株が約2カ月ぶりの高値を付けるなど、年明けから 徐々に下値を切り上げている。業績低迷への懸念などで昨年1年間の パフォーマンスは業種平均を大きく上回る下落率となったが、PER は過去3年で最低圏の11倍台、既存店の落ち込みもやや緩和されてき た中で、見直しの動きが出ていると専門家は見ている。

きょうの取引で一時、前日比5.7%高の3925円まで続伸。昨年11 月26日以来の高値水準を回復した。終値は5%高の3900円。売買高 も44万株と昨日の26万株から増勢、過去半年の1日当たり平均17 万株も大きく上回る。

シティグループ証券の廣田千晶アナリストは、業績予想の下方修 正や証券各社が投資判断を引き下げたことなどを受け、「市場が過剰に 織り込んだネガティブ材料に対し、月次や四半期決算などの今後発表 される材料によって実態とのかい離が縮まることで、株価上昇の余地 がある」との見方を示した。

同証では昨年10月以降、ポイントの投資判断を「買い」、目標株 価を4400円に設定。「ビジネスモデルが大幅に壊れることがないとい うのが徐々に浸透しつつあることなどを理由に、見直し買いが入って いるのではないか」と廣田氏は話している。

ポイント株は2010年年間で31%下げ、東証1部33業種の小売株 指数を構成する146銘柄中、下落率で6位だった。これに対し、同指 数は2.8%高。10年の同社株は、年初から上げ5月6日に高値6150 円を付けたが、その後は反落。猛暑による来店客数の減少で9月末に 今期(11年2月期)業績予想を下方修正すると急落し、10月4日には 08年7月以来の安値となる3045円まで落ち込んだ。

ただ、昨年12月28日に発表された3-11月期連結決算では、営 業利益は前年同期比115億円と前年同期比11%減ったが、据え置かれ た通期計画139億円に対する進ちょく率は82%。また、1月4日公表 の12月の既存店売上高は前年同月比1.5%減で、9-11月の5.8%減 からはマイナスが縮小している。

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