11週連続で海外勢買い越す、3000億円と9カ月ぶり多さ-日本株需給

1月第2週(11-14日)の日本株 市場では、海外投資家が11週連続の買い越しとなった。欧米株式相場 の上昇で海外勢のリスク許容度が向上、その恩恵で日本株見直しの動 きが継続した格好だ。

東京証券取引所が20日に発表した同週の投資部門別売買動向に よると、東京、大阪、名古屋3市場の1・2部合計で、海外投資家は 日本株を3000億円買い越した。前の週の買越額2577億円から拡大し、 昨年の4月第1週(5312億円)以来、約9カ月ぶりの高水準に達した。

みずほ証券エクイティ調査部の三浦豊シニアテクニカルアナリス トによると、「欧米を中心に海外の株式相場が堅調に推移したことを受 け、リスク許容度を高めた海外勢が投資資金を日本株に振り向けた」 という。この週のS&P500種株価指数は1.7%上昇、ストックス欧州 600指数は1%高だった。

米証券バンク・オブ・アメリカ-メリルリンチが18日発表した1 月のファンドマネジャー調査によると、世界の投資家の日本株に対す るネット・ポジション(オーバーウエートからアンダーウエートを引 く)は、昨年12月のマイナス13%から1月は5%とプラスに転じた。 プラス転換は昨年5月以来だ。メリルリンチ日本証券の菊地正俊チー フ株式ストラテジストは、日本株に対するネット・ポジションが昨年 10月にマイナス35%の大幅なアンダーウエートだったことを考えれ ば、「わずか3カ月でのオーバーウエートは驚き」と指摘している。

個人11週ぶり買い越し転換

一方、個人投資家は11週ぶりに買い越しに転じ、買越額は201 億円(前の週は1668億円の売り越し)だった。このほかの投資部門は そろって売り越しで、金額は信託銀行が685億円、生保・損保で262 億円、投資信託で130億円など。

1月2週の日本株は、TOPIXが前の週末比0.4%高の930.31 で終了。みずほ証の三浦氏は、「機関投資家を中心とした国内勢の売り が、海外勢による買いを相殺した」と指摘している。個人は信用用取 引で616億円の買い越しだが、現金では416億円売り越している。

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