成田空港社長:LCC関連施設、今年度中に基本対応決める(Update1

成田国際空港会社(NAA)の森中 小三郎社長は20日、都内で記者会見し、成田国際空港が建設を予定し ている格安航空(LCC)関連の施設について、今年度中に基本対応を 決め、4月から具体策に移行したいとの抱負を述べた。また、LCC向 けターミナルの建設は必要であり、各航空会社の要望に応じて実施する との考えを示した。

LCCとプライベートジェットの乗り入れについては「時代の流れ であり、積極的に呼び込みたい」との意向を示した。森中社長はその上 で、シンガポールで26日から3日間の予定で開催されるアジア太平洋 地域のLCC国際会議に参加し、シンガポールやマレーシア、韓国、中 国などアジア各国のLCC10社以上の首脳と話し合いを持つ。海外航空 会社の基本的な要望を確認するほか、成田をはじめとする首都圏空港へ の乗り入れについての希望を伝えたいとしている。

一方で、森中社長は、既存のネットワークキャリアから、成田空港 がLCCのみに注力することを懸念する声もあるとしながらも、「LC Cが日本に来ないということは、日本の活力を削ぐことになる」との持 論を展開した。そして、2013年夏に予定されている27万回の発着枠の 容量拡大を待たず、一部の参入の早いLCCについては、今年の冬ダイ ヤ(10月30日)にも同空港の利用が可能だとの認識を示した。

さらに同社長は、成田空港が採算性を考慮しLCC専用のターミナ ル建設を見送るとの、年末の一部報道について、明確に否定した。一定 の需要があれば、コンパクトで機動性のある施設にしたいとの考えを示 しつつも、どの程度の設備水準にするかは「日本の品格が問われる」た め、慎重に検討すると付け加えた。さらに、成田空港は、キャリアから LCCまで幅広い目的で利用される「マルチ・パーパスな空港を目指 す」と強調した。

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