バンガードの新興市場ETF、運用規模でブラックロック抜き米3位に

バンガード・グループの「バン ガード・エマージング・マーケットETF」が今週、米国の上場投資 信託(ETF)の運用資産規模でライバルのブラックロックを抜き3 位に浮上した。投資家がコストの安いETFに乗り換えている状況が 新たに浮き彫りとなった。

ブルームバーグが集計したデータによれば、バンガードの同ET Fの運用資産は19日現在462億ドル(約3兆8000億円)と、ブラッ クロックの「iシェアーズMSCIエマージング・マーケッツ」の 460億ドルを上回った。調査会社モーニングスター(シカゴ)のデー タでは、2009年末時点でブラックロックの同ETFはバンガードの2 倍の規模だった。

モーニングスターのETF調査責任者、ポール・ジャスティス氏 は電話インタビューで、「価格戦争が起きている」と語った。

バンガードは国内最大の投資信託会社になるのを目指して採用し たのと同じ低価格戦略で、約1兆ドル規模の米ETF市場でシェアを 獲得している。同社の新興市場ETFの手数料は投資額100ドル当た り27セントと、ブラックロックの同69セントよりも安い。

金融情報会社インデックス・パブリケーションズの調査責任者、 デービッド・ナディグ氏は電話インタビューで、バンガードのライバ ル各社は一部商品で手数料の引き下げを迫られる可能性があると指摘。 「ブラックロックは不安を感じているに違いない」と語った。

ステート・ストリートによれば、バンガードとブラックロック両 社の新興市場ETFの資産規模は昨年末時点でそれぞれ3位と4位。 首位はステート・ストリートの「SPDR S&P500ETFトラスト」 で900億ドルだった。

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