アジア株:下落、指数は約2カ月ぶり大幅安-中国に追加引き締め観測

20日のアジア株式市場で指標の MSCIアジア太平洋指数は約2カ月ぶりの大幅安。中国で発表され た経済統計を受け、当局がインフレ抑制に向けた追加策を講じるとの 観測が広がったほか、米企業決算が失望を誘う内容だったことから売 りが広がった。

中国を最大市場とする世界最大の鉱山会社、英オーストラリア系 BHPビリトンは商品相場の下げに伴い、1.9%安。中国の港湾運営 会社、中国招商局国際は香港市場で4.4%下げた。米国の住宅パネル 販売で最大手のジェームズ・ハーディー・インダストリーズはシドニ ー市場で2%安。2009年7月以来で最長の下げ局面となった。

MSCIアジア太平洋指数は日本時間午後4時4分現在、前日比

1.4%安の138.61。指数構成銘柄のうち、値上がりと値下がりの割合 は約2対7。中国国家統計局が20日発表した昨年10-12月(第4四 半期)の国内総生産(GDP)は前年同期比9.8%増と拡大ペースが 加速。一方、12月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比4.6%上 昇と、11月の同5.1%上昇から伸びが鈍化した。

AMPキャピタルの投資戦略責任者、シェーン・オリバー氏(シ ドニー在勤)は中国の統計について、「当局に引き締めを迫る新たな 圧力になると言ってよいだろう」と指摘した。

日経平均株価の終値は前日比119円79銭(1.1%)安の1万437 円31銭。

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