中国:10-12月GDPは前年比9.8%増加-予想上回る加速

中国の昨年10-12月(第4四半 期)の国内総生産(GDP)は前年同期比9.8%増となり、伸びが加 速した。工業生産と小売売上高が堅調で、当局には利上げ継続を求め る圧力が強まりそうだ。

中国国家統計局が20日発表した同GDPは、ブルームバーグ・ ニュースがまとめたエコノミスト22人の予想中央値(同9.4%増) を上回る伸びとなった。7-9月(第3四半期)は同9.6%増だった。 昨年12月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比4.6%上昇に鈍 化。シティグループとクレディ・スイス・グループは、CPI上昇率 が今年1-6月(上期)に最高6%に達する可能性を指摘している。

オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)のエコノミス ト、劉利剛氏(香港在勤)は「経済が今のペースで成長を続ければ、 インフレは警戒すべき状況のままだ」と語り、中国人民銀行(中央銀 行)は預金準備率引き上げに加え、追加利上げを実施すべきだと述べ た。

中国当局は、CPIの伸びを抑え、貿易摩擦を緩和するため、人 民元の一段の上昇を容認する可能性もある。元の問題は、訪米中の胡 錦濤国家主席が臨む一連の会談でも議題の一つだ。

世界2位の経済大国

中国の10年のGDPは前年比10.3%増の39兆8000億元(約 497兆円)で、3年ぶりの高い伸びとなった。09年の成長率は9.2%。 日本政府は2月14日に10-12月期GDPを発表するが、その時点 で中国の経済規模が世界2位であることが確認される見込みだ。

2010年通年のCPIは3.3%上昇し、政府目標の3%を上回っ た。昨年11月は前年同月比5.1%上昇と、この2年余りで最大の伸 びを示していた。

10年の都市部固定資産投資は、前年比24.5%増加。12月の小売 売上高は前年同月比19.1%増。同月の工業生産は同13.5%増、生産 者物価指数(PPI)は同5.9%上昇となった。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE