コートジボワール:レストランや市場から人影消える-政情不安で暴動

コートジボワールの商業の中心都 市アビジャンのレストランで勤務しているシルバン・ンゲッサンさん は、誰もいない店内をじっと見詰めている。暴動の悪化で客足が遠の き、どうやって生活費を賄えばいいか途方に暮れている。

ンゲッサンさんは16日午後7時ごろ、レストランのバーの陰で 「きょうの客はこれまで1人だけだ」と語った。昨年12月分の給与は 受け取っておらず、電気代も支払っていない。

コートジボワールでは、昨年11月28日に実施された大統領選挙 以降、選出されたと主張する2人の対立が続いている。国連によると、 相次ぐ暴動で少なくとも247人が死亡、情勢は悪化している。人々が生 活必需品への支出を制限するなか、物価は高騰し建設現場は閉鎖され、 商店にも人影はない。

危機の出口は見えず経済はまひしており、ココア産業への波及や暴 動拡大の可能性もあり、コートジボワールはリセッション(景気後退) に陥りそうな状況だ。国際通貨基金(IMF)は3カ月前に同国が今 年、4%の経済成長を達成すると予想したばかりだ。

大統領に選出されたと主張している2人のうちの1人、アラサン・ ワタラ氏は18日のインタビューで「GDP(国内総生産)が減少し輸 出や輸入が鈍化するのは明らかだ」と指摘。「国内の食料品業界はどう なるだろう。この状況が続けば不足する」との見通しを示した。

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