【クレジット市場】ポルトガルなどに再び格下げリスク-欧州高債務国

欧州の高債務国は借り入れコスト 上昇につながるさらなる格下げの対象になりやすい状況にあり、それ が政策当局に債務危機への一段と積極的な対応を迫る圧力となるかも しれない。

トーマス・リバー・キャピタルUKで運用を手掛けるピーター・ ゲーキーコブ氏(ロンドン在勤)は、「信用格付けサイクルの底だと言 うには、レバレッジ解消プロセスが終わりを迎えていることを暗に受 け入れる必要があるが、そうだとは考えていない」と述べた。

格付け会社フィッチ・レーティングスは14日、ギリシャの格付け を投機的(ジャンク級)格付けの「BB+」に引き下げた。同業の米 スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)と米ムーディーズ・イン ベスターズ・サービスも同国をジャンク級に格下げしていた。

欧州連合(EU)周辺国では、財政赤字拡大と景気減速で債務が 増大するのに伴い、信用力の低下が見られる。ギリシャとアイルラン ドの救済で、投資家の関心はポルトガルやスペイン、ベルギーといっ た高債務国に集まっている。

モニュメント・セキュリティーズのストラテジスト、マーク・オ ストワルド氏(ロンドン在勤)は、「今後数カ月間の格付け変更のリス クは高い」とみている。

一連の格下げが数週間以内に始まる可能性がある。ムーディーズ は昨年12月21日、ポルトガルの「A1」格付けを引き下げ方向で見 直すと発表。その約1週間前にはスペインの「Aa1」の格下げ方向 での見直しを明らかにしていた。ムーディーズなどの主要格付け会社 は通常、見直し発表後3カ月以内に格付けを決めている。

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