津田駒工株が一時9カ月ぶり高値、4期ぶり営業黒字化計画

繊維機械で総合首位の津田駒工業 株が一時、前日比3.3%高の190円と昨年4月13日(190円)以来、 約9カ月ぶりの高値を付けた。今期は、中国などアジアでの設備投資 需要の強さから大幅な増収を計画、営業損益は4期ぶりに黒字転換す る見通しで、業況好転を受けて買いが入った。

津田駒工が19日の取引終了後に発表した短信によると、今期 (2011年11月期)の連結営業損益は10億円、純利益は9億円のそれ ぞれ黒字化を計画。主力の繊維機械事業で中国やインド、パキスタン で設備投資意欲が依然高水準とみて、売上高は前期比36%増と大幅な 増収を見込んでいる。10年11月期の連結営業損益は10億5700万円 の赤字と、前の期の63億7300万円の赤字から損失が縮小していた。

同社広報担当者によると、今期営業黒字化を見込む要因は中国で の繊維機械事業の好調、回復傾向にある工作用機器事業の赤字回避の 可能性など。中国の繊維産業は、従来から先進国向け織物の輸出のた めの設備投資が盛んだったが、現在は内需向けの設備投資が伸長。先 進国の景気悪化の影響を内需で補っているという。

同社の前期売上高327億円のうち、繊維機械は前の期に比べ2.9 倍の272億円、工作用機器は43億円、その他12億円。中国を含むア ジアでの売上高は260億円で、連結売上高全体の約80%を占める。

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