米ウェルズ・ファーゴ:住宅ローン債権買い戻し問題で和解の意向なし

住宅ローンで米銀最大手のウェル ズ・ファーゴは、住宅ローン債権の買い戻し問題をめぐりファニーメイ (連邦住宅抵当金庫)やフレディマック(連邦住宅貸付抵当公社)と和 解する意思がないこと明らかにした。ハワード・アトキンス最高財務責 任者(CFO)は、ライバル行に示された買い戻し価格について疑問を 呈している。

アトキンスCFOは19日のインタビューで、「他の大手行の同等 の証券化商品すべてと比べても当行の商品の品質は非常に高かった」と した上で、「当行が抱える残りわずかな問題を取り除くために支払うと いうのは理にかなわない」と語った。

同行は住宅ローン債権の買い戻しのため2010年10-12月(第4 四半期)に4億6400万ドル(約380億円)の引当金を積み、買い戻し に5億600万ドルを活用。昨年12月末時点で積み立てた引当金は12 億9000万ドルと、9月末の13億3000万ドルから減少した。同CFO は19日のアナリスト向け電話会議で、和解する必要がない理由の一つ にはこの積み立てがあると説明した。

同CFOはさらに、和解は「当行に対するリスクを減らすという意 味で好ましいかもしれないが、価格条件が有利かどうかはっきりしない」 と述べた。

ファニーメイとフレディマックは、借り手の所得や不動産価値など 不完全なデータを基に組成された住宅ローンの買い戻しを銀行に要求で きる。

ファニーメイの広報担当ジャニス・スミス氏とフレディマックの広 報担当マイケル・コスグローブ氏はいずれもコメントを控えた。

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