ブラジル中銀:政策金利11.25%に引き上げ-インフレ期待で

ブラジル中央銀行は19日の金融 政策委員会の会合で、政策金利を0.5ポイント引き上げ、11.25%と することを決めた。利上げ局面に入ったことを示すもので、年末まで に金利は3年ぶりの高水準に達する可能性がある。

トンビニ新総裁が率いる同会合での決定は全会一致だった。利上 げは昨年7月以来。ブルームバーグの調査では、エコノミスト51人 中49人が今回の結果を予想していた。残る2人は、通貨レアルの一 段高阻止に向けて中銀が4会合連続で金利を据え置くと見込んでいた。

バンク・オブ・アメリカ(BOA)の債券戦略責任者、ビルジリ オ・カストロ・クーニャ氏(サンパウロ在勤)によると、ブラジルで は昨年12月22日の四半期物価報告の公表後、豪雨による穀物被害 や商品値上がりを受けてインフレ期待が上昇。中銀はインフレ率を目 標水準に押し戻すため、大半のエコノミストが予想する以上の利上げ を余儀なくされるのではないかと同氏は指摘している。

金利先物に基づくブルームバーグの試算によると、トレーダーの 間では、3月1-2日の次回会合について0.75ポイントの利上げが 予想されている。

中銀は19日の声明文で、今回の決定は「政策金利調整プロセス」 の始まりを示唆するもので、「金利調整の効果は、マクロのプルーデ ンス政策と相まって、インフレ率の目標水準への収束に寄与する見通 しだ」と指摘した。

ブラジルでは、インフレ率が昨年末時点でエコノミスト予想を上 回る5.91%に達した。これは、7.6%を記録した2004年以来の高水 準。中銀はインフレ率の目標を4.5%の前後2ポイントの範囲として いる。

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