【個別銘柄】半導体製造装置、輸出、ダイハツ、トヨタ紡、ハドソン

20日の日本株市場で株価変動材料 の出た銘柄の終値は以下の通り。

半導体製造装置株:東京エレクトロン(8035)が前日比3.8%安の 5530円、アドバンテスト(6857)が2.2%安の1809円など。欧州最大 の半導体製造装置メーカー、オランダのASMLホールディングの株価 が19日の決算発表後に急落し、半導体製造装置受注のピークアウトが 警戒された。ゴールドマン・サックス証券の播俊也アナリストは20日 付リポートで、今回の決算や電話会議の内容は、半導体製造装置の業界 受注が11年前半にピークを迎えるという同証見解をサポートするもの だ、とした。

輸出関連株:キヤノン(7751)が2.3%安の4100円、任天堂 (7974)が4.2%安の2万3100円など。米国で前日発表された昨年12 月の住宅着工件数が前月比4.3%減と市場予想以上に落ち込み、米景気 の回復期待が後退した。日本時間20日未明に1ドル=81円台後半まで 円高ドル安が進んだこともマイナス要因。

ダイハツ工業(7262):1.4%高の1330円。一時4.1%高の1366 円と2008年9月以来の高値を付けた。インドネシアの自動車市場急拡 大を受け、同国での年間の生産能力を最大40万台に拡大する。伊奈功 一社長が14日のブルームバーグとのインタビューで話した。また、最 先端の環境性能に向けて開発している軽自動車「e:S (イース)」は、 8月ごろの国内市場投入を目指していると語った。

トヨタ紡織(3116):2.2%高の1450円。JPモルガン証券は19 日、「米国自動車需要拡大が同社株価へ与えるインパクトが自動車部品 の中でも相対的に高い」などと指摘し、投資判断を「中立」から「オー バーウエート」、目標株価を1400円から1900円に引き上げた。

不動産株:三井不動産(8801)が2.2%安の1759円など総じて下 落。空室率低下期待などから過去1カ月半で株価の上昇が目立った反動 に加え、賃貸資産の資産価値を考慮した純資産価値(NAV)から判断 し、株価の割安感が薄れたとの見方が出ている。みずほ証券は19日、 三井不、野村不動産ホールディングス(3231)、ゴールドクレスト (8871)など5社の投資判断を引き下げた。

東京製鉄(5423):3.8%高の947円。続落して始まった後プラス 転換した。同社は19日、販売不振や工場操業本格化の後ずれなどを理 由に11年3月期の純損益予想を従来の10億円の黒字から80億円の赤 字に下方修正したが、シティグループ証券の城野俊之アナリストは19 日付リポートで、PBRは0.5倍と低く、業績に対する期待度はなかっ たとし、株価の下落余地は限定的とした。

協和発酵キリン(4151):2.4%高の845円。名古屋市立大学と同 社が開発中の成人T細胞白血病(ATL)新薬が来年にも発売される見 通し、と20日付の東京新聞朝刊が報道。収益寄与を見込む買いが入っ た。同報道によると、協和キリンが開発を進める分子標的薬「抗CCR 4抗体KW-0761」について、今春に厚生労働省に製造販売承認を申請 し、早ければ12年初めにも発売される。

ハドソン(4822):9.3%高の387円。ゲームソフト開発大手のコ ナミ(9766)がハドソンを完全子会社化する方向で最終調整に入ったと 日本経済新聞電子版が午後に報じた。これを受け、ハドソン株の売買は 午後1時38分から一時停止され、そのまま取引を終えた。コナミは取 引終了後、ハドソンを4月1日に株式交換で完全子会社化すると発表。 ハドソン1株にコナミ0.188株を割り当てる。ハドソン株は3月29日 付で上場廃止になる予定。

オリエンタルランド(4661):1.2%高の7590円。ドイツ証券は 19日、投資判断を新規に「買い」、目標株価を9000円に設定した。新 規アトラクションの導入や季節限定イベントの開催成果などが表れ始め て、テーマパーク事業が再拡大、入園者数増加で業績が市場予想を上回 るとの見方を示している。

スカイマーク(9204):8.6%安の1230円。整備引当金等の見込額 を見直した結果、税金費用が増加する見込みとなり、11年3月期の純 利益予想を55億円から50億円に下方修正した。

日本マニュファクチャリングサービス(2162):3万円(29%)高 の13万2500円ストップ高(値幅制限いっぱいの上昇)配分。中国で製 造派遣事業に参入することが明らかになり、海外展開による業容拡大期 待が高まった。

サイボウズ(4776):1.9%高の2万6240円。同社のほかエイジア (2352)などメイド・イン・ジャパン・ソフトウエア・コンソーシアム (MIJS)加盟4社が提供するソフトウエア製品が、中国最大の電信 電話会社、チャイナテレコムのSaaSサービスとして中国・四川省の 企業に提供されることが決まった、と19日に発表した。

KG情報(2408):6.7%高の365円。求人需要の回復などで10年 12月期の連結純利益は従来予想比16%増の3億9600万円に上振れたも よう、と前日発表。収益環境の好転を評価した買いが入った。

太陽工機(6164):5.3%高の720円。一時14%高の783円と52 週高値を更新。発行済み株式数の3.4%に当たる10万株、取得総額1 億円を上限に自社株を取得すると前日発表。需給好転が期待された。

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