英グロブナー:中国不動産ファンドを追加組成へ-2億7000万ドル超に

不動産の開発や投資を手掛ける英グ ロブナー・グループは、中国の商業施設などに投資する新ファンドを年 内に組成する計画だ。アジア地域への投資拡大の一環で、すでに運用中 のファンド規模2億7000万ドル(約220億円)を超える見通し。東京 のオフィスビルに投資するファンドも追加で立ち上げる。

アジア太平洋地域担当のモルガン・ラフリン氏によると、既存の中 国ファンドの投資は8月までに完了する予定。経済成長が続く中国の不 動産への投資ニーズが高いと判断し、新ファンドでは年金基金などを中 心とした国内外の投資家から資金を募り、約3年の予定で投資する方針 だ。日本の新ファンドは5億ドル規模を想定しているという。

ラフリン氏は、過去数年は消極的だった投資家が「ここにきて積極 的に投資機会を求めてきている。市場に戻るべき時期だ」とし、中国では ショッピングモールなどに投資する方針を示した。グロブナーではアジ アへの投資配分を現在の7%から、5年程度かけて20%に引き上げる計 画。現在は中国で1本、日本で3本のファンドを運用している。

グロブナーは1994年に香港にオフィスを設立、01年に東京に拠点 を開設した。チーフ・エグゼクティブのニコラス・ルー氏は、中国の経 済成長が日本の景気拡大の刺激となり、ひいては両国の不動産市場の伸 びにつながると語る。東京のオフィスで運用するファンドは9月ごろに も投資を開始する計画だとしている。

大和ハウス工業などは中国で事業を拡大。中国資本もニセコの温泉 ホテルを購入するなどここ数年は日中相互の投資が活発化している。一 方、オフィス賃貸仲介業の三鬼商事(東京都中央区)によると東京都心 の12月末のオフィス空室率は、8.91%と8月末に付けた過去最悪の

9.17%から低下した。

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