スワップ大口取引、公表までには15分以上必要-ISDAとSIFMA

スワップ取引に携わるディーラ ーが大口取引の報告までに必要とする時間は15分以上で、それだけ の長さの時間的猶予が許されなければ企業や運用担当者はリスクヘッ ジでかえって高いコストに直面する-。2つの業界団体が規制当局に 送付した報告書でこのように指摘した。

国際スワップデリバティブ協会(ISDA)と米証券業金融市場 協会(SIFMA)は18日、米商品先物取引委員会(CFTC)と 米証券取引委員会(SEC)が提案した規則について共同で考察し、 報告書にまとめた。両協会はその中で、大口取引の報告までの時間が 15分以内では、リスク解消に十分ではないと主張している。

スワップ市場向け規則を策定中の規制当局は透明性向上の一環で、 デリバティブ(金融派生商品)取引はCFTCとSECが監視するシ ステム上で執行され公表されるべきだと提案している。こうした取引 の大半が行われる市場を監督するCFTCは、取引に伴うリスクが解 消される前に公開された情報によってトレーダーが不利な立場に置か れぬよう、大口取引を即時公表の対象から除外する計画だ。これに対 し、業界団体は一段の時間的猶予ないし保護措置を求めている。

ISDAとSIFMAは「CFTCとSECの大口取引報告に関 する提案は、リスク管理や資金調達を図る機関投資家や企業を含むエ ンドユーザーのコストをむしろ増大させてしまう公算の方が大きい」 と指摘。両協会にはJPモルガン・チェースやゴールドマン・サック ス・グループ、機関投資家などが所属している。

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