中国国家主席、米国公式訪問-首脳会談やCEOと会合

中国の胡錦濤国家主席は初めて 米国を公式訪問し、ホワイトハウスでは歓迎式典が開催された。今回 の公式訪問には、記者会見や企業経営者との会合、夕食会などが含ま れる。

オバマ米大統領とミシェル夫人はホワイトハウスの南庭で胡国家 主席を出迎えた。歓迎式典には閣僚や議員、米国および海外の外交官 などが出席した。

オバマ大統領は、1979年の両国の国交正常化以降、米中の協力 関係は拡大していると述べた。

同大統領は「両国にとって、それ以前の30年間は仲たがいの期 間だった。それ以降の30年間は関係強化の期間だ」と発言。「今回 の訪問で、今後30年間の基盤を築くことができる」と述べた。

胡主席は米中が「広範な共通の利益を有している」とし、「パー トナーとしての両国の協調は相互の尊重に基づくべきだ」と指摘。 「中国と米国は互いの発展の道を尊重するべきだ」と語った。

商談成立

歓迎式典の終了後、米政権は中国との450億ドル(約3兆 7200億円)相当の商談成立を発表した。この中には米ボーイングの 航空機200機、190億ドル相当の購入契約が含まれるが、すべて公 表済みの契約。米国の対中貿易赤字が続くなか、首脳会談では経済関 係に主眼を置いていることが浮き彫りになった格好だ。

会談では、人権や中国による知的所有権の執行、人民元などにつ いても協議される。

オバマ大統領は式典で、議論が分かれる問題の1つを取り上げ、 「普遍的人権を含むすべての国家や人民の権利および義務が守られる とき、社会の調和が高まり、各国が一段と成功し、世界がさらに公正 になることを歴史が示している」と語った。

19日午後には、米マイクロソフトやゴールドマン・サックス・ グループ、ゼネラル・エレクトリック(GE)、ボーイングなど14 社の最高経営責任者(CEO)が胡主席と会談する。オバマ政権は米 企業の中国事業の利益拡大を目指し、こうした企業経営者を会談に招 待した。

会合に参加するのは、マイクロソフトのスティーブ・バルマー、 ゴールドマンのロイド・ブランクファイン、GEのジェフリー・イメ ルト 、ボーイングのジェームズ・マクナニーの各CEOら。

この日発表された450億ドルの商談成立のうち、250億ドルは 過去数週間にわたる中国の貿易使節団の成果によるもので、契約は全 米12州、70件に及ぶ。内容は農業関連やコンピューター、通信、 自動車部品など幅広い。輸出契約を結んだ米企業には、キャタピラー やカミンズ、ハネウェル・インターナショナル、アルコア、GEも含 まれる。

ホワイトハウスでは、今回の商談成立により23万5000人の米 雇用が支えられるとみている。

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