欧州債:独2年債が上昇、株安と米回復足踏みで-ギリシャ債は下落

欧州債市場では、ドイツ2年債相 場が上昇。株安に加え、この日発表された米住宅着工件数が米景気の 回復足踏みを示したことから、域内で最も安全とされるドイツ国債へ の需要が高まった。

ドイツ2年債利回りは1年ぶり高水準から下げに転じた。それま では欧州中央銀行(ECB)のトリシェ総裁による先週のインフレリ スクの高まりへの言及で、利上げ観測が強まっていた。

ギリシャ国債相場は下落。ギリシャの債務再編を助けるような案 をドイツ政府が検討していると、独紙ツァイトが報じたことに反応し た。ただ、ドイツ政府が報道内容を否定したため、ギリシャ国債は下 げ幅を縮小した。

ロイズ・コーポレート・バンクの金利ストラテジスト、エリッ ク・ワンド氏(ロンドン在勤)は、トリシェ総裁の発言で「市場は気 が早過ぎたようだ」と指摘。「短期債には若干の回復余地がある。E CBが利上げを急いでいるとは考えていない」と続けた。

ドイツ2年債利回りはロンドン時間午後3時16分現在、前日比4 ベーシスポイント(bp、1b p=0.01%)低下の1.17%。前日は

1.22%まで上昇し、昨年1月14日以来の高水準を付けた。独10年 債利回りは3.12%と、1bp未満の上げだった。

欧州株式の指標、ストックス欧州600指数は3日ぶりに下落。米 商務省が発表した昨年12月の住宅着工件数が2009年10月以来の低 水準に落ち込んだことが嫌気された。

ギリシャ10年債利回りは前日比7bp上昇し11.49%。同年限 のドイツ国債に対するスプレッド(上乗せ利回り)は12bp拡大し 845bpとなった。

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