英失業者数:12月は前月比4100人減-21カ月ぶり低水準

英国の失業者数は昨年12月、市場 予想に反して減少し、1年9カ月ぶりの低水準となった。歳出削減の 実施を前に景気回復が継続していることが示された。

英政府統計局(ONS)が19日発表した失業保険申請ベースの 12月の英失業者数は、前月比4100人減の145万7000人。ブルームバ ーグ・ニュースがエコノミスト24人を対象にまとめた調査の中央値で は、横ばいと見込まれていた。12月の失業率は前月と変わらずの4.5%。

キャメロン首相率いる英政府が今後4年にわたり公共部門で33 万人を減らす準備を進める中、政府が期待するのは民間企業による雇 用創出だ。予算削減で景気回復が損われるとの警戒感もある一方で、 8カ月ぶり高水準に達したインフレ率がイングランド銀行(英中央銀 行)に利上げを迫る圧力を高めている。

ABNアムロのエコノミスト、ヨースト・ボーモント氏(アムス テルダム在勤)はインタビューで、「前日発表されたインフレ統計に続 き、今回の統計は昨年10-12月(第4四半期)に雇用市場の回復があ る程度勢いを増したことを示唆した」と述べ、「景気回復が順調なこと を裏付けており、イングランド銀が今後数カ月で引き締め姿勢に入る 公算が大きくなった」と続けた。

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