金より株式を選好、景気回復で-HSBCグローバルの運用者モリス氏

HSBCグローバル・アセット・ マネジメントのファンド「アブソルート・リターン」の責任者、チャ ールズ・モリス氏によると、同ファンドは今年、清涼飲料最大手の米 コカ・コーラなどの株式が金のリターン(投資収益率)を上回るとみ ている。世界景気の回復を背景として挙げた。

モリス氏は17日、ロンドンからの電話インタビューで「中期的に は、金が株式と比較して堅調さを示すまで金投資への慎重姿勢を維持 している。企業は配当も支払う」と述べた。運用資産25億ドル(約 2100億円)の同氏のファンドの昨年のリターンは11.7%。金の持ち高 を10-12月(第4四半期)の12%から半分に減らした。同ファンド は昨年11月の文書で同様の報告をしていた。

世界銀行は先週、世界経済の成長率は今年3.3%と、昨年の3.9% から低下するとの見通しを示した。米ゴールドマン・サックス・グル ープは今月、S&P500種株価指数が12月末までに18%上昇し1500 に達すると予想した。年間ベースの金相場は10年連続で上昇し、先月 には過去最高値を付けた。

モリス氏は消費財最大手の米プロクター・アンド・ギャンブル (P&G)の株式も今年、金のリターンをしのぐ可能性のある「優良 株」の1つに挙げた。

米連邦準備制度理事会(FRB)が低金利を維持する一方、欧州 のソブリン債危機で需要が拡大したため、金現物相場は昨年30%高騰 し、12月7日に最高値の1オンス当たり1431.25ドルに達した。

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