繊維株が33業種の上昇率トップ、航空機向け炭素繊維需要拡大を期待

東レや帝人など炭素繊維を手掛け る繊維製品株が高い。米航空機メーカー、ボーイングの最新中型旅客 機の商業生産本格化に伴い、航空機向けの拡大による炭素繊維市場の 需給改善が見込まれた。

東レ株は一時前日比4.3%高の554円、帝人は5.8%高の418円ま で上げ幅を拡大。同社がけん引してTOPIX繊維製品指数は一時

2.5%高の475.43と52週高値を更新し、午前の東証1部33業種の値 上がり率1位。

ボーイングは、最新中型旅客機「787」(ドリームライナー)の第 1号機納入を1-3月から7-9月に延期した。787プログラムの責 任者、スコット・ファンチャー氏は18日の発表資料で、「第1号機納 入の予定変更で、審査の終了や型式証明の獲得に必要な業務を行える と確信している」と指摘した。

一方、きのうのボーイング株は悪材料出尽くし感から前日比

3.4%高の72.47ドルと急伸した。グリーチャー・セキュリティーズの アナリスト、ピーター・アーメント氏は「大方の予想と一致している」 と述べている。また、ボーイングのジェームズ・マクナニー最高経営 責任者(CEO)は、19日に中国の胡錦濤国家主席と会談する。

CLSAアジアパシフィックマーケッツの黒澤真アナリストは 「ことしの炭素繊維動向では、ドリームライナーの商業生産がいつか ら始まるかが最大のポイントだった」と指摘。今回の発表によって「2 四半期しか延期されなかったことから、これによって需給がタイトに なり、ドリームライナーに独占供給する東レだけでなく、市場全体に とってポジティブだ」と話していた。

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