リョービ株2年半ぶり高値、ダイカスト回復し黒字転換報道

独立系ダイカスト専業首位のリョ ービ株が一時、前日比7.2%高の389円と3連騰。同社の2010年4- 12月期の連結営業損益が前年同期の赤字から黒字に転換したもよう、 と19日付の日本経済新聞朝刊が報道。業況改善を好感した買いで2008 年7月以来、約2年半ぶりの高値水準を回復した。

日経新聞報道によると、米国での自動車用ダイカストの販売が回 復し、リョービの10年4-12月期の連結営業損益は前年同期の24億 円の赤字から65億円前後の黒字に転換する見通し。会社側では、11 年3月通期の連結営業利益予想は75億円としている。前期は9億2500 万円の赤字だった。

独立系調査会社ティー・アイ・ダヴリュ(TIW)の高田悟シニ アアナリストは、「そもそも上振れを予想しており、65億円の黒字は そこそこ妥当」との認識を示した。TIWによる今期の連結営業利益 予想は85億円。米国完成車メーカーの回復や中国での自動車需要伸長 により、好調なダイカストがけん引すると見ている。

高田氏によると、ダイカストはエンジン回りやトランスミッショ ンの一部に使用、複雑な形状のため、鉄で製造するのが厳しい。完成 車メーカーも内製しているが、少量では割に合わず、金型の作り込み に強みを持ち、高品質製品大量生産できる同社技術には業界からの信 頼度が高いという。

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