TAIYO株08年9月来高値、油空圧機器回復し業績増額

油圧・空気圧機器などを手掛ける TAIYO株が2008年9月以来、2年4カ月ぶりの高値を付けた。同 社は18日、新興国向け輸出機械に搭載される油空圧機器などの受注回 復を背景に、2011年6月期(決算期変更に伴う15カ月決算) の利益 見通しを増額修正しており、足元の好業績を評価する買いが膨らんだ。

株価は一時、前日比19%高の194円まで急反発。午前終値は12% 高の183円で、東証2部の上昇率トップ。売買高はすでに187万株と、 08年7月以来の高水準に達している。

同社が新たに示した11年6月通期の連結純利益予想は7億2000 万円で、従来計画の5億1000万円から41%上方修正された。新興国 向けの輸出機械に搭載される油空圧機器、新幹線などの鉄道車両に搭 載される空気圧機器の受注が回復しているという。同時に発表した9 カ月累計(10年3月21日-12月20日)の連結純損益は4億2700万 円の黒字で、前年同期の3億1200万円の赤字から改善していた。

同社総務課の松井智一課長は、「政府の景気対策や消費刺激策によ る景気押し上げ効果、中国を中心とした新興国の成長が受注増につな がった」と説明している。同氏によると、業界団体の日本フルードパ ワー工業会の統計では、09年度の油空圧機器の合計出荷額は約4200 億円程度、10年度の出荷はこの水準から5割程度伸びる見通しという。

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