石化各社:11年にプラント7カ所で定期修理計画-生産能力767万トン

石油化学各社は2011年に、前年より 1カ所少ない7カ所のエチレンプラントの定期修理を計画している。ブ ルームバーグ・ニュースが国内メーカー12社の担当者に聞き取り調査し た。

ブルームバーグの試算によると、定期修理が少ないために11年のエ チレン生産能力は計767万トンと前年比2.9%増加する見通し。エチレ ンはプラスチックやポリエステルなど石油化学製品の原料として使用 されている。

プラントの生産能力が増える一方で、実際の生産量は減少しそう だ。みずほ証券の吉田篤アナリストは「内需に若干の増加は期待できる ものの、中東からの供給増で輸出が影響を受けるため、石化各社のエチ レン生産量は前年比3%程度減りそう」との見方を示した。

経済産業省は11年の中東諸国のエチレン生産量を同12%増の2319 万トン、日本の生産量を2%減の698万トンと見込んでいる。

世界最大の石化メーカーとして知られるサウジアラビア基礎産業公 社(SABIC)は昨年、国内のプラント2カ所で商業生産を開始し た。国営石油会社サウジアラムコと住友化学の合弁会社「ラービグ・リ ファイニング・アンド・ペトロケミカル・カンパニー」(ペトロラー ビグ)も09年4月に年産130万トン規模のプラントの操業を開始して いる。

各社のエチレン装置の定期修理予定は以下の通り。

----------------------------------------------------------- 会社名   プラント     生産能力     定修期間 ----------------------------------------------------------- 丸善石油化学 千葉 520,000 なし 京葉エチレン 千葉 768,000 なし 住友化学 千葉 380,000 8月末-10月中旬 三井化学 千葉 553,000 7月 出光興産 千葉 374,000 4月-5月

徳山 623,000 なし JXエネルギー 川崎 443,000 なし 東燃化学 川崎 540,000 なし 三菱化学 鹿島1 375,000 5月14日-6月27日

鹿島2 453,000 6月30日-8月17日

水島 450,000 5月10日-6月29日 山陽石油化学 水島 504,000 なし 大阪石油化学 堺 500,000 なし 東ソー 四日市 493,000 3月下旬-4月上旬 昭和電工 大分 691,000 なし ----------------------------------------------------------- *T *生産能力(トン/年)はブルームバーグ調べ

--取材協力:Ann Koh Editor:Takeshi Awaji, Hitoshi Sugimoto

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