米大統領、中国をパートナーとして厚遇へ-胡主席が訪米(Update1)

(最後の2段落に米中企業の合意を追加して更新します)

【記者:Nicholas Johnston、Hans Nichols】

1月18日(ブルームバーグ):オバマ米大統領は中国を経済の悪者 に見立てることもあるが、同国から胡錦濤国家主席をワシントンに迎 える際には一転して、中国が米国にとってのパートナーかつ市場だと 強調する方針だ。

胡国家主席は18日、自動車部品メーカー、万向集団の米現地法人 を含む中国企業の幹部を伴ってワシントンに到着した。国賓としてホ ワイトハウスの公式晩さん会に出席するほか、シカゴ近郊にある中国 企業の工場を視察し、ボーイングやゼネラル・エレクトリック(GE) など米企業の経営幹部をはじめとする財界首脳らと会談する。

昨年11月のオバマ大統領のインド訪問のようにビジネスに照準 を合わせた胡主席の訪米時の予定は、米中両国がともに経済関係を重 視していることの表れだ。輸出拡大と雇用促進を目指すオバマ大統領 の目標ともかみ合う。

ワシントンにある戦略国際問題研究所(CSIS)の研究員を務 めるチャールズ・フリーマン氏は「雇用イコール貿易イコール中国だ」 と語る。

ただ米中の経済関係は、人権問題や知的財産権をめぐる中国の対 応、人民元の価値に関する両国の見方の相違によって複雑化している。 米当局者は中国が元を不当に安くしているとみている。

二重の側面

オバマ大統領と政権メンバーは、米国の中国への対応には二重の 側面があると指摘する。同大統領は昨年の中間選挙期間中やその後も、 インフラや教育制度の近代化や代替エネルギー開発に向けた中国の動 きに米国は後れを取ってはならないと国民に訴えている。

GEやアメリカン・エレクトリック・パワー(AEP)などの企 業は18日にワシントンで、代替エネルギー事業に関する米中間の協力 拡大を盛り込んだ合意書に署名した。

GEと中国の国有電力会社、中国華電集団の合意は、GEが華電 集団に発電設備を売却する内容で、10年間で3億5000万ドル(約290 億円)相当の米輸出を生み出すことになる。一方、AEPは中国最大 の電力会社、中国華能集団との間で、二酸化炭素回収技術の開発・検 証で協力することで合意した。

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