ハチソン港湾会社、シンガポール最大のIPOへ-昨年全体も上回る

香港の複合企業、ハチソン・ワ ンポアによる中国港湾事業の新規株式公開(IPO)の規模は、シン ガポールで昨年実施された31件のIPOの総額を上回る可能性があ る。

香港の資産家、李嘉誠氏率いるハチソン・ワンポアは、香港とマ カオ、中国広東省でコンテナ港湾を保有する信託の持ち分を上場する。 関連事業や中国の一部河川の港湾もIPOの対象になるという。

ニュースサービスのIFRは18日、このIPOの規模が60億ド ル(約4900億円)に達する公算があると報じた。シンガポール・テ レコミュニケーシンズ(シングテル)が1993年に実施した40億ドル 規模のIPOを超え、シンがポールで最大のIPOとなりそうだ。

ブルームバーグのデータによれば、追加分であるオーバーアロッ トメントを除いた昨年1年間のシンガポールでのIPOは総額57億 ドル規模。香港の495億ドルには及ばなかった。

アバディーン・アセット・マネジメントで中国株運用に携わるニ コラス・イェオ氏は、「香港に非常に多くの企業が上場していること を考慮すれば、今回はシンガポール取引所が勝利を収めたと言えるだ ろう。確実にシンガポール市場にとってプラスとなる」と述べた。

ブルームバーグのデータによれば、シンガポールのST指数は昨 年10%上昇。2009年は64%高だった。香港のハンセン指数は10年 が5.3%高、09年が52%上昇。

ハチソン・ワンポアは、香港証券取引所をめぐる規制がこうした 信託の上場を認めなかったため、香港での港湾会社上場を決めたと説 明した。規制が変われば、香港でも信託の持ち分をいずれ上場する可 能性があるという。

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