米IBM10-12月:利益と売上高が予想上回る-ソフト好調

コンピューターサービス最大手、 米IBMの2010年10-12月(第4四半期)決算は、利益と売上高 がアナリスト予想を上回った。企業がコンピューターシステムとソフ トウエアへの支出を増やしたことが寄与した。株価は時間外取引で上 昇した。

IBMの18日の発表によると、1株利益は4.18ドルに増加し た。ブルームバーグがまとめたアナリスト予想平均は4.08ドルだっ た。売上高は290億ドル(約2兆4000億円)となり、前年同期比6.6% 増収だった。ハードウエアの売上高が最新型メーンフレームによって 押し上げられたほか、企業による分析ソフト購入が拡大した。アナリ ストらは平均で283億ドルの売り上げを見込んでいた。

サービス契約も18%増の221億ドルと、1年ぶりに増加した。 2011年通期の1株利益は一部項目を除いたベースで少なくとも13ド ルになるとの見通しも示した。

コリンズ・スチュワートのアナリスト、ルー・ミショシア氏は「世 界各国の景気が上向き始め、情報技術(IT)投資の拡大も始まって いるので、IBMが置かれている状況は良好だ」と指摘した。

IBMは、IT投資の上向きを示唆する決算を発表したハイテク 企業としては2社目。世界最大の半導体メーカー、米インテルが先週 示した2011年1-3月(第1四半期)の売上高見通しはアナリスト 予想を上回った。企業によるコンピューターやサーバーの購入拡大が 背景にある。

時間外取引で株価上昇

IBMの株価は時間外取引で一時、2.9%高の155.05ドルとな った。通常取引では前営業日比65セント高の150.65ドルで終了し た。年初来騰落率はプラス2.7%。

10-12月期はハードウエアの売上高が21%増の63億ドル。メ ーンフレームの売り上げは、昨年7月に投入した機種に後押しされて 約70%増加した。ソフトウエア部門の売上高は7%増の70億ドル。

純利益は前年同期比9.2%増の52億6000万ドル。前年同期は 48億1000万ドル(1株当たり3.59ドル)だった。

IBMは11年通期見通しから、買収や退職コストを除く形式を 採用するが、このベースで試算すると15年の1株利益は20ドル以上 となるもよう。5月時点に予想した20ドルちょうどから引き上げた。 売上高は約200億ドル増となる見通しを示した。

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