米ボーイング:「787」第1号機の納入を7-9月に延期

米航空機メーカー、ボーイング は、最新中型旅客機「787」(ドリームライナー)の第1号機の納入 を7-9月(第3四半期)に延期した。7度目の納入延期で、当初計 画から3年を超す遅延となる。

787プログラムの責任者、スコット・ファンチャー氏は18日の 発表資料で、「第1号機納入の予定変更で、審査の終了や型式証明の 獲得に必要な業務を行えると確信している」との見方を示した。

今回の納入延期は、昨年11月9日の試験飛行で電力系統に火災 が発生し、緊急着陸を余儀なくされた事故に伴うもの。ボーイングは 原因究明と設計変更のため、787のすべての試験飛行を6週間にわた り中止した。同社は自社向け飛行試験を先月23日に開始した。

直近の予定による1号機納入は今年1-3月(第1四半期)だっ た。当初計画では2008年5月とされていた。

ボーイングは787納入延期による2010年業績への「深刻な影響」 は見込んでいないことを明らかにした。

全日空の見解

787の最初の顧客である全日本空輸は、ボーイングが示した最新 の納入スケジュールについて、「一歩前進したと受け止めている」と した一方、「当初予定より、結果として3年以上遅れることも事実」 であると指摘した。

全日空の広報担当、三宅啓文氏は電話インタビューで、「今後も 引き続き、テスト最終段階の進ちょくを注視していきたい」と述べた。

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