米国の若者、高級ワインたしなむ余裕再び-景気回復で財布のひも緩む

米サンフランシスコ在住のワインコ レクター、ジュリー・クラビルさんは、8つのワインクラブに所属して いたが、リセッション(景気後退)の間にこのうち半分以上の会員登録 を取り消した。今では景気が回復するにつれワインにかけるお金も増え てきている。

クラビルさん(34)は夫のジョン・ネリさんとともにマーケティン グコミュニケーションの会社インナー・サークル・ラブズを経営してい る。「出費を控えたかったのと、世界中の誰もが財布のひもを締めてい る時だからそうする責任があると感じていた。2010年末にかけてオーガ スト・ブリッグスやシャンパン醸造で知られるドメーヌ・カーネロスな どのワイナリーのワインを楽しむようになった」と語る。

ワイン業界は愛好者らがクラビルさんの後に続くのを期待してい る。消費者が割安なワインに飛び付くなか、20ドル(約1650円)を超 えるワインの売上高は過去2年間、落ち込んでいた。景気回復に伴 い、消費者はより高額なワインを購入し始めている。これは、米コンス テレーション・ブランズや英ディアジオなどワイナリーを保有する企業 にとって明るい兆しだ。

サンフランシスコのサウス・オブ・マーケット地区にある高級レス トラン「プロスペクト」のソムリエ、エイミー・カレンズ氏は「この休 暇シーズンにはシャンパンの売り上げがかなり増えた」と指摘。「人々 はまた進んでお金を使うようになっている。完全に尻込みをしていた昨 年の状況とは異なる」との見方を示す。

米調査会社ニールセンの直近のデータによると、昨年12月11日 までの52週間の米国のワイン売上高の総額は4.1%増の93億2000 万ドル。最も売り上げが伸びたのは20ドル以上のワインで、11%増加 した。3ドル未満のワインの売上高は0.6%減少している。

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