FRB議長らは国債買い取り継続を示唆-景気回復加速でも失業率懸念

米連邦準備制度理事会(FRB) 当局者は、景気回復が加速している兆候があっても過去最大規模の金 融刺激策をとりやめる兆しを見せていない。米失業率の低下が望まし いペースに対してあまりに緩慢だとみているからだ。

バーナンキFRB議長は先週、「米経済は力強さを増しているとみ ている」と述べた後、「われわれが望むようなペースで失業率が低下す ることはないだろう」と続けた。また、セントルイス連銀のブラード 総裁はインタビューで、米景気見通しは改善しているものの、FRB が6月にかけて予定する6000億ドル(約50兆円)規模の国債買い 取り計画を見直すには、さらなる兆候が必要との考えを示した。

今月25、26両日開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)に 出席する当局者らは、もう一つの懸念を抱えているかもしれないと指 摘するのはライル・グラムリー元FRB理事だ。個人消費の伸びが景 気拡大ペースの加速を示す一方、金融刺激策を縮小すれば投資家から は与信引き締めと受け止められる恐れがあると説明する。

グラムリー氏は「緩和策打ち切りは引き締めの方向へ向かう一歩 だ」と述べ、「しかも長期金利を既に上昇させている金融市場との絡み で動くことになる」と語った。同氏は現在、ポトマック・リサーチ・ グループの上級経済顧問を務めている。

米10年国債利回りは、FRBが追加の量的緩和を決めた昨年11 月3日の2.57%から今月17日には3.33%に上昇している。バーナ ンキ議長は先週、利回り上昇は米経済見通しの改善を反映しているも のであり、国債購入プログラムに問題があったためではないとの認識 を示した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE