純金自動販売機、日本で初お目見え-安全資産の需要見込む

(第3段落に販売する金貨などについて追加して更新します)

【記者:ユーリー・ハンバー、菅磨澄】

1月18日(ブルームバーグ):純金が買える日本初の自動販売機が 都内にお目見えする。機械を設置する会社側は、金融危機以降強まっ ている安全資産を志向する投資家からの潜在的需要を呼び込めると意 気込んでいる。

スペースインターナショナル社(東京都中央区)の発表資料によ ると、国内第一号となる「純金」自販機を同社ビルに設置した。独自 のUSBメモリー販売を手掛ける同社は、世界最大の自販機市場であ る日本に、金や銀も商品として投入する。

取り扱う金貨は、オーストラリア・パース造幣局発行のカンガル ー金貨や干支うさぎ金貨、カナダ王室造幣局発行のメイプル金貨、中 国人民銀行発行のパンダ金貨、スイスUBS銀行のゴールドバーなど で、相場動向に応じて価格が変わることがある。この日のUBS銀行 のゴールドバーは1グラム当たり6800円。

日経平均株価は1万円台と年末ベースでは過去最高だった1989年 の水準の4分の1近くに値が下がり、預金金利も過去低水準となるなど 景気の悪化で資金の運用難が続いている。

スペースインターナショナルの六川牧志社長(35)は17日に都内で 開いた製品説明会で、「一般の日本人は、物理的なものへの保有に注目 を集めている」と言い、金への投資人気が国内で高まっていると指摘し た。

同社は今後、「純金」自動販売機の設置を全国展開し、将来的には 香港にも置く方針だ。

金の現物価格は昨年、一時1オンス1400ドル台まで上昇し、過去最 高値を記録したが、金への需要は根強く残っている。ドイツでは09年に 同国エクス・オリエンテ・ルクスが手掛ける純金自販機がフランクフル ト空港に登場。現在では、スペイン、イタリア、米国、アラブ首長国連 邦などでも純金自販機をみることができる。

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