東レ株3連騰、韓国で炭素繊維工場-目標株価上げの動きも

東レ株が3連騰。同社は17日、韓 国に炭素繊維を量産する工場を建設すると発表。ゴールドマン・サッ クス証券では、収益に寄与するには時間がかかるが、期待値は高いと し、17日付で今後12カ月間の目標株価を440円から480円に引き上 げた。今後の株価上昇と新工場の業績貢献を見込む買いが先行した。

株価は一時、前日比3.5%高の534円まで買われ、昨年5月14日 (547円)以来、約8カ月ぶりの高値を付けた。午前売買高は944万 株と、すでに前日1日の678万株を上回る。

東レは17日、韓国での炭素繊維量産工場の新設を発表した。年産 2200トンを見込み、稼働開始予定は2013年1月、投資額は約630ウ ォン(約50億円)。産業用やスポーツ用として使用される高強度普通 弾性率糸を生産する。

ゴールドマン・サックス証券の横尾尚昭アナリストは17日付のリ ポートで、「低コストの生産拠点を確保し、今後立ち上がるアジアの需 要を取り込むプロジェクト」との認識を示唆。収益寄与には時間を要 するが、同社の韓国子会社の「既存のインフラと生産技術の蓄積を生 かせる点で、東レならではの案件」と評価し、期待値は高いとした。 新しい目標株価は、化学セクターの調査対象のPBRとROEの相関 から、PBR1.2倍を2012年3月期予想に適用している。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE