吉野家株が1年超ぶり高値、伊藤忠から自社株買い取り

外食大手の吉野家ホールディング スの株価が一時前日比4.3%高の11万500円と、2009年9月2日以来、 約1年4カ月ぶりの高水準に値を戻した。伊藤忠商事が保有する吉野家 HD株を買い取る方針が明らかになった。経営環境の変化に対応して機 動的な経営判断を行う方針で、経営の自由度が高まると期待された。

吉野家HDは17日、発行済み株式総数の21.07%、13万3000株を 上限に自己株式を取得すると発表した。17日終値の10万5900円で、 18日午前8時45分の東京証券取引所の自己株式立会外買付取引で買い 付けの委託を行うとしている。取得総額の上限は約141億円。筆頭株主 の伊藤忠からは、保有する株式で応じる意向を有しているとの連絡を受 けているという。

吉野家HD広報部長の木津治彦氏によると、自己株式取得のための 資金は銀行借り入れと自己資金で賄う。みずほ銀行、三菱東京UFJ銀 行、三井住友銀行の主力3行が25億円ずつ計75億円を融資するとの 18日付の日本経済新聞朝刊の報道について、木津氏は「そこまで具体 的に話は煮詰まっていない」としている。

三菱UFJモルガン・スタンレー証券の新井勝巳シニアアナリスト は今回の株式取得について、「これで大きく変わる訳ではないので、業 績や株価への影響はニュートラル」とみている。

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