キユーピー株7カ月ぶり安値、原材高懸念で大和CM格下げ(Update1

マヨネーズ・ドレッシングで国内 首位のキユーピー株が一時、前日比2.2%安の1001円と5営業日続落。 原材料価格の高騰で利益モメンタム(すう勢)が鈍化するとし、大和 証券キャピタル・マーケッツでは17日に投資判断を「中立」に引き下 げた。業績伸び悩みに対する売りが膨らみ、昨年6月17日(991円) 以来、約7カ月ぶりの安値を付けた。

大和証CMの田中聡アナリストは17日付のリポートで、「原材料 価格の高騰により増加するコストは、固定費の削減等では吸収できず、 製品価格の値下げなくして営業増益は難しい」と指摘、投資判断を従 来の「2(アウトパフォーム)」から「3(中立)」に引き下げた。

同氏によると、今期(2011年11月期)は東アジアでの利益貢献 拡大など、今後の海外事業拡大期待がコストアップによる国内事業の 低迷を補い、「株価への影響は僅少にとどまる」と考えていたという。 しかし、東アジアでの増益額が低い水準にとどまる計画になっている 点を考慮、投資判断引き下げの要因とした。

大和証CMでは、11年11月期の連結営業利益を前期比1.3%増の 224億円とする会社側計画に対し、217億円と予想。双方のかい離は、 食用油価格の前提の違いにあるという。キユーピーでは、工業用食用 油価格をキログラム当たり195円程度で想定。一方で製油メーカー各 社は昨年12月、ことし1月以降にキログラム当たり30円以上の値上 げを表明したが、油脂原料価格は値上げ表明後も上昇しており、値上 げでも原料高を吸収できない水準になってきたと、同証では見る。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE