ユーログループが安全網の強化目指す-最上級格付け国、急きょ協議

【記者:James G. Neuger、Stephanie Bodoni】

1月18日(ブルームバーグ)ユーロ圏財務相会合(ユーログル ープ)は、高債務国向けの安全網の強化を約束するとともに、財政危 機の抑制で直ちに行動を求める圧力には直面していないとの認識を示 唆した。

欧州連合(EU)の行政執行機関である欧州委員会のレーン委員 (経済・通貨担当)は17日遅くにブリュッセルでユーロ圏の財務相 らと会談後、記者団に対し「最もストレスのかかったシナリオにおい ても、われわれの行動能力に市場が少しも疑問を抱かないよう、既存 の金融の安全装置を改善すべきだ」と述べた。

最上級格付け「トリプルA」格の6カ国の財務相らはユーログル ープの会合に先立ち、7500億ドル(約82兆円)規模の救済基金に ついて一部を担保として残さずに救済能力を最大限に引き上げる方法 を議論した。基金の規模拡大の可能性は当面、排除された。

ユーロの上昇や景気回復の兆しに加えて、ポルトガルとスペイン、 イタリアの国債入札が成功したことで、欧州当局は1年前から続く債 務危機への対策強化を検討する時間的猶予を得ている。

ショイブレ独財務相は「救済基金は現在、ストレスにさらされて はいない」との認識を示し、「議論すべき問題は多いが、発表するこ とはほとんどなく、憶測の対象になるようなことはさらに少ない」と 語った。

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