12月英住宅市場:価格下落示す指標、大幅なマイナス続く-RICS

英王立公認不動産鑑定士協会(R ICS)が集計した英住宅市場に関する昨年12月の調査結果によれば、 価格の下落傾向を示す指標が1年半ぶりのマイナス幅に近い水準にと どまった。厳冬による住宅需要の鈍化に加えて、売り出し物件が減少 したことが背景にある。

RICSが電子メールで18日配布したリポートによれば、不動産 業者や鑑定士を対象に実施した調査で、住宅価格が下落したとの回 答が上昇したとの答えを39ポイント上回った。価格が上昇したとの回 答から下落したとの回答を差し引いた数値は、10月が「マイナス49」、 11月は「マイナス44」だった。10月の数字は2009年4月以来で最も 低い。

RICSの広報担当、ジェレミー・リーフ氏は発表資料で、「供 給不足と、さらに重要な需要不足が引き続き大きく影響しているが、 鑑定士の向こう数カ月についての信頼感はよりポジティブであるよう にみられる」と指摘。「鍵となるのは住宅ローンの問題だ。融資抑制の 動きは緩和されそうになく、短期的に販売水準の意味のある上昇は予 想し難い」と分析した。

イングランド銀行(英中央銀行)は先週の金融政策委員会(MP C)で政策金利を過去最低水準に据え置いたが、11月の住宅ローン承 認件数は8カ月ぶりの低水準近くにとどまっている。

RICSによれば、購入希望者からの新規照会件数が減少したと の回答は増加を12ポイント上回り、この割合は前月の18ポイントか ら縮小した。新たな売却物件の数が減ったとの回答は増えたとの答 えを14ポイント上回った。前月は減少したとの回答が増加を4ポイン ト上回っていた。

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