米アップル:18日に決算、ジョブズ氏休職で焦点は健康問題に

米アップルはスティーブ・ジョブ ズ最高経営責任者(CEO)が自身の健康問題への対応に専念するた め医療休暇を取得したことを明らかにした。稀有(けう)な型のがん で健康状態が悪化したと、事情に詳しい関係者は述べた。

私的な問題だとして関係者が匿名を条件に語ったところによると、 ジョブズCEOは治療を受けており、体重が維持できなくなっている という。同CEOは2004年にがんの手術を受け、09年には肝臓移植 で医療休暇を取っている。

アップルの17日の発表によると、ティム・クック最高執行責任者 (COO)が日々の業務を代行し、ジョブズ氏(55)はCEOにとど まる。アップルは18日の決算発表を控え、ジョブズ氏の休暇について 公表した。

ブルームバーグ・ニュースがまとめたアナリスト予想平均では、 アップルの2010年10-12月(第1四半期)利益は1株当たり5.39 ドル、売上高は244億ドルが見込まれている。

年末商戦を含む同期は通常、アップルにとって最良の四半期とな る。携帯電話の「アイフォン(ⅰPhone)」やタブレット型コンピ ューターの「アイパッド(ⅰPad)」の人気が業績を押し上げたとみ られる。スリベント・アセット・マネジメントのファンドマネジャー、 マイケル・ビンガー氏は「2011年の業績はほぼ確実だ。絶好調だろう」 と述べた。

「早急に復帰したい」

パイパー・ジャフレーのアナリスト、ジーン・マンスター氏は、 投資家の関心は決算内容よりもジョブズ氏の健康と今後の同社事業へ の関与に集中するだろうと指摘する。

アップルが21%の重みを占めるナスダック100種指数の先物はア ジア時間18日朝の取引で一時1.1%安となった。アップル株は17日 の欧州市場で下落。米市場は祝日で休場だった。

オーリオン・キャピタル・マネジメントの運用担当者、グレッグ・ テイラー氏は「株主なら、資金を一部引き揚げるべきかもしれないと 考え始めるだろう」と指摘した。

ジョブズ氏は17日の従業員向け電子メールで、「アップルには多 大な愛着がある。できる限り早急に復帰したい」とし、アップルの「主 要な戦略的決定には引き続き関わる」と説明した。広報担当のスティ ーブ・ダウリング氏は発表資料の内容以上のコメントを控えた。

ジョブズ氏は電子メールで、クック氏と経営陣が11年についての 計画を実行すると信頼していると表明した。

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