ブラジル株:反落、インフレ加速と中国の景気抑制策を懸念

17日のブラジル株式市場では、指 標のボベスパ指数が反落し、4週連続の相場上昇から下げに転じた。 エコノミストらが同国のインフレ予想を引き上げたほか、中国当局の 経済成長ペース抑制策が需要鈍化懸念を招き、売りが優勢となった。

ブラジル最大のディスカウント小売り、ロジャス・アメリカナス と住宅建設のブルックフィールドを中心に与信拡大の恩恵を受ける企 業が安い。金属相場の下落を受けて、中南米最大の鉄鋼メーカーのジ ェルダウなど金属株も売られた。

ボベスパ指数は前週末比0.5%安の70609.07で終了。同指数構成 銘柄のうち値下がりは52銘柄、値上がりは16銘柄。ブラジルの経済 成長に伴い企業利益が増加するとの観測から同指数は先週まで4週続 伸。昨年10月以来で最も長い相場上昇局面となっていた。この日の米 国株式市場はキング牧師生誕記念日の祝日のため休場。通貨レアルは

0.3%高の1ドル=1.6805レアル。

バンコ・モダル(リオデジャネイロ)で30億レアル(約1480億 円)相当の資産の管理・運用に携わるエドゥアルド・ロシェ氏は「今 週の金融政策決定会合で利上げがあるというのがコンセンサスだ」と 指摘。「中国の政策の影響がブラジルにも一部及ぶだろう」と述べた。

ブラジル中銀がこの日発表したエコノミスト調査の結果によると、 2011年のインフレ見通しは6週連続で引き上げられた。また、ブラジ ル中央銀行は19日の金融政策決定会合で、政策金利を現行の10.75% から50ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)引き上げ11.25% にすると引き続き予想されている。

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