米アップルCEO、肝臓移植で合併症など医学的リスク抱える-専門家

17日に医療休暇の取得を明らかに した米アップルのスティーブ・ジョブズ最高経営責任者(CEO)は、 2年前に肝臓移植を受けたことで残りの人生に医学的リスクや合併症 に直面する可能性がある。

南カリフォルニア大学の肝臓移植プログラムに携わるリンダ・シ ャー医師によると、肝臓移植は術後に患者が薬物治療を受け、臓器拒 絶反応に直面する可能性があることから、「数え切れないほどの」困難 な結果が生じる恐れがあるという。ジョブズ氏は神経内分泌がんの治 療も受けたことを明らかにしている。オハイオ州のクリーブランド・ クリニック消化器疾患研究所のジョン・ファン所長の話では、このが んは再発しやすいことが知られており、肝臓へ転移する可能性がある。

シャー教授は17日の電話インタビューで、「起こり得る合併症の 数は空に向かうほど多い。そのリストを作成するのに丸一日かかるほ どだ」と語った。

神経内分泌がんにかかる米国人は年間約3000人。ファン氏による と、この種の悪性腫瘍は進行が遅く、診断後数年間は腫瘍の転移が見 つからない患者もいる。神経内分泌がんの拡大を止めるために肝臓移 植を受けるケースもある。ジョブズCEOは2009年に肝臓移植を受け た理由を明らかにしていないが、04年の発表資料では、神経内分泌が んを切除したことを示唆していた。ファン氏によると、神経内分泌が んの治療で移植を受けた患者の約半数は再発するという。

ファン氏とシャー氏はいずれもジョブズCEOを治療したことは なく、同CEOの症状の詳細は知らないとしている。

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