欧州債:独2年債が上昇、オルファニデス総裁が金利据え置きを示唆

欧州債市場ではドイツ2年債相 場が5営業日ぶりに上昇。欧州中央銀行(ECB)の政策委員会メン バー、キプロス中銀のオルファニデス総裁は、先週の政策決定後に相 場が過剰に金利上昇を織り込んだ可能性があると発言した。

ドイツ2年債利回りは1年ぶり高水準から下げた。オルファニデ ス総裁は14日のフランクフルトでのインタビューで、市場が「基調 的なメッセージに過剰反応」した可能性があると指摘し、ECBの論 調は「過度にタカ派的」だったわけではないと語った。

この日のスペイン国債相場は下落した。スペイン政府が今週予定 していた2件の入札を中止し、銀行団を通じて販売する計画を明らか にしたことが背景にある。アイルランドとイタリアの国債が下げた一 方、ギリシャとポルトガルの国債は上昇した。

クレディ・アグリコルCIB(ロンドン)の債券ストラテジスト、 ピーター・チャットウェル氏は、「オルファニデス総裁はタカ派な傾 向はないが、市場の過剰反応を初めて指摘したECB当局者だ」と述 べ、「ある程度の相場下落を食い止める根拠を提供した」と続けた。

ロンドン時間午後4時55分現在、ドイツ2年債利回りは前週末 比1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.14%。 一時は1.2%まで上げ、昨年1月19日以来の高水準を付けた。同国 債(表面利率1%、2012年12月償還)価格は0.025ポイント上 げ99.735。ドイツ10年債利回りはほぼ変わらずの3.04%。

一方、ポルトガル10年債利回りは9bp低下の6.91%、スペ イン10年債利回りは5.45%と、前週末から8bp上昇した。ギリ シャ10年債利回りは8bp下げ11.17%と、昨年10月以降で最長 となる9営業日連続で低下。ドイツ10年債に対するプレミアム(上 乗せ利回り)は10月29日以降で初めて800bpを割り込んだ。

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