グローバル・ストックマーケット・サマリー【アジア・太平洋編】

アジア・オセアニア各株式市場 の動きは以下の通り。

【香港株式市況】

香港株式相場は下落。ハンセン指数が1週間ぶりの下げとなった。 中国の銀行と不動産株が安い。中国人民銀行(中央銀行)が預金準備 率引き上げを発表したことが嫌気された。

時価総額で中国最大の銀行、中国工商銀行(1398 HK)は

1.3%安。同2位の中国建設銀行(939 HK)は2.1%安。中国政府 系の不動産開発会社、チャイナ・リソーシズランド(華潤置地、 1109 HK)は3.7%安。中国の昨年12月の主要70都市の不動産価 格が1年1カ月ぶりの低い伸びにとどまったのを受けた。中国銀行 (3988 HK)や中国平安保険(2318 HK)も下落した。

一方、時価総額で香港2位の不動産開発会社、チョンコン・ホ ールディングス(長江実業集団、1 HK)は0.7%高。香港の週末の 中古アパート販売の増加が好感された。

ハンセン指数は前週末比126.26ポイント(0.5%)安の

24156.97で引け、今月10日以来の下げに転じた。取引時間中には 一時0.3%高となる場面もあった。ハンセン中国企業株(H株)指数 は1.6%安の12938.05。

AMPキャピタル・インベスターズのストラテジスト、ネーダ ー・ナエイミ氏(シドニー在勤)はブルームバーグテレビジョンのイ ンタビューで、「市場のセンチメントが極端な楽観から極端な悲観に 様変わりした」と指摘。「わずかな失望でも調整のきっかけになり得 る」と付け加えた。

【中国株式市況】

中国株式相場は下落。先週末の下げを引き継いだ。指標の上海総 合指数が2カ月ぶりの大幅安となった。中国人民銀行(中央銀行)が 市中銀行の預金準備率引き上げを発表したことや、不動産価格上昇に 伴う規制強化の可能性が嫌気された。

中国工商銀行(601398 CH)や中国建設銀行(601939 CH)を 中心に銀行株が安い。人民銀が最近2カ月で4回目の預金準備率引き 上げを決定したのを受けた。中国の2大不動産開発会社、万科企業 (000002 CH)と保利房地産集団(600048 CH)は共に大幅安。家 電メーカーの青島海爾(青島ハイアール、600690 CH)は2カ月ぶ りの大幅下落。金利上昇が個人消費を鈍らせると懸念された。

長江証券のストラテジスト、デン・アリョン氏は「市場は預金準 備率引き上げを嫌気している」と指摘。「不動産業界への規制は今後 も続くだろう。いつ終息するのか誰にも分からない」と語った。

上海証券取引所の人民元建てA株と外貨建てB株の両方に連動す る上海総合指数は前週末比84.68ポイント(3%)安の2706.66 と、昨年11月16日以来の大きな下落率で取引を終了。上海、深セ ン両証取のA株に連動するCSI300指数は3.8%安の2974.35と、 昨年9月30日以来の安値となった。

上海総合指数の年初来騰落率はマイナス3.6%。昨年はマイナス 14%と、世界10大株式市場で最大の下げを記録した。

【インド株式市況】

インド株式市場では、指標のセ ンセックス30種株価指数が上 昇した。先進国の景気回復で利益が増えるとの期待から、タタ・コン サルタンシー・サービシズを中心にソフトウエア輸出銘柄が買われた。

ソフトウエア輸出でインド最大手のタタ・コンサルタンシーは

1.5%上昇。同社は10-12月(第3四半期)決算をこの日遅くに発 表する。同2位のインフォシス・テクノロジーズは2%上げた。国営 製油会社、インド石油は、ガソリン値上げを手掛かりに買われた。

ムンバイ証券取引所のセンセックス30種は前週末比21.81ポ イント(0.1%)高の18882.25で終了。この日の取引は方向感のな い展開に終始。騰落比率は13対17だった。同指数は前週末には昨 年11月に付けた最高値から10%の下げとなった。インド準備銀行 (RBI、中央銀行)がインフレ抑制に向け、来週の政策決定会合で 利上げを実施するとの観測が相場を押し下げた。

タタ・コンサルタンシー(TCS IN)の終値は1137.40ルピー、 インフォシス(INFO IN)は3268.80ルピーで引けた。

【オーストラリア株式市況】

ASX200指数は前週末比38.4ポイント(0.8%)安の

4763.1。

【韓国株式市況】

韓国総合株価指数は前週末比8.32ポイント(0.4%)安の

2099.85。

【台湾株式市況】

加権指数は前週末比47.42ポイント(0.5%)安の8925.09。

【シンガポール株式市況】

ST指数は前週末比7.33ポイント(0.2%)安の3238.63。

【マレーシア株式市況】

FTSEブルサ・マレーシアKLCI指数は前週末比4.60ポ イント(0.3%)高の1574.49。

【タイ株式市況】

SET指数は前週末比9.07ポイント(0.9%)安の1023.19。

【インドネシア株式市況】

ジャカルタ総合指数は前週末比33.41ポイント(0.9%)安の

3535.73。

【フィリピン株式市況】

フィリピン総合指数は前週末比16.12ポイント(0.4%)高の

4148.16。

Editor: Akiyo Kinoshita

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