世界的危機の影響、2~3年続く公算-スティグリッツ教授

ノーベル経済学賞受賞者のジョ ゼフ・スティグリッツ米コロンビア大教授は17日、世界的な金融危 機の影響が今後2、3年続くとの見通しを示した。さらに、気候変動 抑制に向けた投資が景気回復への追い風となる可能性があるとも述べ た。

スティグリッツ教授は17日、南アフリカ共和国の首都プレトリ アで講演し、危機は「あらゆる点で予想した通りに悪かった」と指摘。 中国などのアジア諸国が積み上げた外貨準備を、気候変動や雇用創出 など「世界的に必要な」取り組みを支援するために移転する必要があ るとの考えを示した。

南アフリカは今年、国連気候変動枠組み条約第17回締約国会議 (COP17)をダーバンで開催する。メキシコのカンクンで先月開 催された第16回締約国会議(COP16)では、森林保護のほか、 1000億ドル(約8兆2600億円)の「グリーン気候基金」を設立す ることで合意した。

同教授は、二酸化炭素(CO2)排出権の価格設定の改善やガス 排出企業への課税を呼び掛け、「気候変動への取り組みは景気回復の 一部となり得る。この2つの取り組みは補完することが可能だ」と言 明した。

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