オルファニデス氏:ECBは債券買い中止も-救済基金が購入可能なら

欧州中央銀行(ECB)の政策委 員会メンバー、キプロス中銀のオルファニデス総裁は、欧州の救済基 金である欧州金融安定ファシリティー(EFSF)による債券購入が 認められるようになれば、ECBは国債購入を中止することができる 可能性があると指摘した。

同総裁は14日にフランクフルトでインタビューに答え、ECBは 「政策の浸透を妨げる市場の機能不全に対応するために」債券購入を 開始したと説明。EFSFが「国債を購入し、それが金融政策浸透の 仕組みを改善させるならば、ECBの非標準的措置の一部は不必要に なる公算だ」と語った。

それは、救済基金の「柔軟性を高める1つの有効な方法だと思わ れる」とし、「ユーロ圏各国政府がEFSFの効果を高めれば、市場の 緊張が和らぎ、ECBの仕事も容易になる」と続けた。

オルファニデス総裁はまた、インフレ見通しについて「基調的な インフレの指標は引き続きかなり低い」として、13日の政策決定後に ECBが発したメッセージについて、市場は「過剰反応」した可能性 があると述べた。ECBの論調は「過度にタカ派的」だったわけでは ないと語り、同総裁は早急な利上げを想定していないことを示唆した。

「私の見解としては、ECBの決定と声明からくみ取るべき重要 なメッセージは、エネルギー価格の上昇が主因で総合的インフレは当 局が望むよりも幾分高くなっているが、同時に当局は総合インフレ率 が低下すると予想しているということだ」と説明。「現在の緩和の度合 いがユーロ圏の中期的な物価安定という目標と矛盾しないという見解 を変更する必要性を、われわれは感じていない」と語った。

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