中国のZTE:米市場での扱い、公平でない-米部門トップが主張

【記者:Amy Thomson】

1月18日(ブルームバーグ): 中国の通信機器メーカー、ZTE (中興通訊)の米国部門トップは、同社にとってのアメリカンドリー ムが否定されつつあると主張している。

ZTE・USAのリシン・チョン最高経営責任者(CEO)はイ ンタビューで、「米国の政治家の誤解と間違った認識で、この市場で ZTEが不公平な扱いを受けていると考えている」と述べた。

中国南部の深セン市に拠点を置くZTEは、携帯電話端末やデー タカード、無線ネットワークのインフラ装置などを生産。同社は先進 テクノロジーを低価格で提供することで、多くの市場で売上高を伸ば してきた。

米国での成長機会を生かすため、同社は最新のワイヤレス通信技 術、第4世代(G4)テクノロジーに投資している。チョンCEOは、 米当局が同社に対し疑いをもって対応していると指摘し、「どこから 来た人物であれ、その国で活動しその国の法律に従っていれば、成功 のための機会が公平に与えられるはずだ。それをZTEは望んでいる」 と語った。

米議会諮問機関の米中経済安全保障再検討委員会は今月公表した 報告書で、中国の通信機器会社が米国の無線ネットワークを妨害した り、そこから情報を得ようと中国当局に利用される恐れがあると示唆。 同委員会は、ZTE株の過半数が政府関連の所有となっているようだ とし、自社ブランドを使わず欧米企業に携帯端末を供給している同社 を「静かな巨人」と呼んだ。

報告書は「他のハイテク製品と共に、携帯電話端末と関連ソフト ウエアの生産が海外の受託会社に移ることで、安全保障が損なわれる 恐れがある」と警戒感を示した。「こうしたことが実際に起こった事 例の調査はないものの、米国で最も広く使われている通信形式の1つ が危険にさらされる潜在的なリスクがある」としている。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE