独首相:ユーロ危機、自党CDUの打撃とはならず-地方選挙近づく

ドイツのメルケル首相は、7つ の州・特別市の議会選挙が実施される今年、同国がユーロ防衛に向け 取り組まなければならないことが、自党・キリスト教民主同盟(CD U)の支持低下につながることはないとの見解を明らかにした。

メルケル首相はドイツのマインツで記者団に対し、ユーロ圏の他 の同盟国と団結し、域内の安定性を向上させるための対策で努力して きたと説明。マインツを州都とするラインラント・プファルツ州の選 挙は3月27日に実施される。

同首相は15日、CDU幹部との会合後、「国民は、ドイツが欧 州の安定と競争力改善、支援に関する条件設定のため適切に立ち上が ったということを非常に良く理解している」とした上で、「われわれ はこの道筋にとどまるだろう」と述べた。

メルケル首相は、納税者に負担を強いてユーロ圏の高債務国に追 加支援を行うことで、連立政権内部の反発を招く恐れに直面している。 ショイブレ独財務相は、EUの救済基金の実際的な融資能力を拡大す る案への支持を示唆した。同案には、議会の承認が必要となる可能性 がある。

INGグループのエコノミスト、カルステン・ブルゼスキ氏(ブ リュッセル在勤)は、メルケル首相は有権者の利益と、ユーロを支え るために必要なあらゆる措置講じるとした自身の発言とのバランスを 図るなかで「極めて難しいかじ取り」を迫られると指摘した。CDU は、2月20日から始まる7つの州・特別市選挙に臨むことになる。

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