生産性の伸び、今年はユーロ圏が米国を上回る公算-米民間調査機関

米国での雇用増加に伴い米経済の 労働生産性の伸びが今年、欧州を下回ると、米民間調査機関コンファ レンス・ボードは予想する。

コンファレンス・ボードが17日公表したリポートによれば、1時 間当たりの生産に基づく労働生産性の伸び率は米国で2011年に平均

1.1%となる見通し。10年は2.8%だった。ユーロ圏では今年1.3%と なる見込み。ただ、昨年の1.6%からは伸びが鈍化しそうだ。

コンファレンス・ボードのチーフエコノミスト、バート・バナー ク氏は、「米国の雇用はリセッション(景気後退)に伴う大幅な人員削 減から回復する中で、米労働生産性の伸びは11年に一時的に鈍るだろ う。だがあくまで一時的であり、米国の労働生産性向上のトレンドは 引き続き欧州より力強い」と語った。

リポートによれば、世界の労働者1人当たりの生産は今年、平均 で2.9%上昇する見通し。09年は1.2%低下、10年は3.3%上昇だった。 バナーク氏は「経済・金融危機後に世界の労働生産性の伸びが顕著に 回復している」と指摘した。

中国の生産性は昨年8.7%、インドは5.4%それぞれ伸びて新興市 場を主導。ブラジルは中南米の生産性向上をけん引した。

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