ECB次期総裁レースが始動-危機対応の強化策めぐる協議続く中で

欧州中央銀行(ECB)のトリ シェ総裁の後任争いが熱を帯びつつある。各国首脳が候補者を推す 動きも伝えられる。同総裁の任期は今年10月31日まで。

ドイツのメルケル首相はウェーバー独連銀総裁を後任にするた め各国への働き掛けを始めると、同国紙ビルトが16日、匿名の政府 当局者の話を基に報じた。同首相の報道官は報道内容を否定してい る。イタリアのベルルスコーニ首相は12日、イタリア銀行(中央銀 行)のドラギ総裁が選ばれれば「光栄なことだ」と述べた。

欧州連合(EU)各国首脳は現在、ソブリン債危機の対応強化 を協議している。ウェーバー総裁が後任候補に選ばれれば、難しい 政権運営を強いられているメルケル首相を支援する材料となり得る。 同首相は高債務国の救済プログラムの改善に向けたEUの取り組み を支持しながら、年内に予定される7つの州・特別市の選挙戦を展 開しなければならない。EUの取り組みについては、ドイツの大半 の有権者や連立相手が反対している。

ビルト紙によると、EU首脳は3月にもトリシェ総裁の後任を暫 定的に決定する可能性がある。

後任候補にはこのほか、フィンランド中央銀行のリイカネン総 裁やルクセンブルク中銀のメルシュ総裁の名前が挙がっている。

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